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失敗しないイベント企画のための7つのチェックポイント〜名古屋のプロが教える〜

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失敗しないイベント企画のための7つのチェックポイント〜名古屋のプロが教える〜

失敗しないイベント企画のための7つのチェックポイント〜名古屋のプロが教える〜

2025/03/13

こんにちは、株式会社COMET代表の井藤です。イベント業界歴8年、300件以上のイベントに関わってきた中で、失敗事例からも数多くの学びを得てきました。

 

「失敗は成功の母」と言いますが、イベントにおける失敗は多くのコストと信頼を失うことになります。そこで今回は、特に名古屋でイベントを計画している企業担当者の皆さんに向けて、事前にチェックしておくべき7つのポイントをお伝えします。

 

これから紹介するチェックポイントは、私たちが数百のイベントを通じて培った経験と、時には痛い目に遭いながら学んできた教訓の集大成です。これからイベントを企画される方は、ぜひ参考にしてください。

 

1. 目的と成果指標の明確化

 

イベント失敗の最大の原因は「なぜそのイベントを行うのか」という目的が曖昧なままスタートしてしまうことです。名古屋のビジネスパーソンは特に「実利」を重視する傾向があるため、目的の曖昧さは致命的です。

 

明確にすべき3つの要素

 

  • イベントのビジネス目標:売上向上?認知拡大?リード獲得?
  • 具体的な数値目標:参加者数、商談数、契約率など
  • 成功を測る指標(KPI):何をもって成功と判断するか
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私たちが支援したある製造業の展示会では、「新規顧客獲得」という漠然とした目標から、「製品A領域で30社の新規リード獲得、そのうち5社との商談設定」という具体的KPIに落とし込むことで、営業チームとの連携がスムーズになり、結果的に目標を20%上回る成果を上げました。

 

目的達成のための逆算思考

 

目標から逆算してイベント設計を行いましょう

 

  1. 最終的なビジネス目標(例:新規契約10件)
  2. そのために必要な商談数(例:商談成約率25%なら40件の商談)
  3. 必要な見込み客数(商談率50%なら80人の見込み客)
  4. 必要な集客数(見込み客率40%なら200人の集客)
  5.  

このように具体的な数字で逆算することで、必要な施策が明確になります。

 

2. ターゲット設定と参加者心理の理解

 

誰に来てほしいのか、そのターゲットは何を求めているのかを深く理解することが重要です。特に名古屋では、東京や大阪とはやや異なる参加者心理があります

ペルソナ設計の重要性

 

「経営者」「マーケティング担当者」といった大まかな定義ではなく、より具体的なペルソナを設定しましょう

 

  • 役職・年齢・業種だけでなく、抱える課題や関心事
  • 参加を決断する際の判断基準
  • 参加のハードル(時間・費用・距離など)
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私たちのセミナーイベントでの調査によると、名古屋の製造業の経営層は「すぐに役立つ実践的知識」と「地元企業の成功事例」に特に関心が高いことがわかりました。この知見を活かし、理論よりも実践にフォーカスしたコンテンツ設計にシフトしたところ、参加率が30%向上した事例があります。

 

名古屋ならではの参加者心理

 

名古屋の参加者には以下の特徴があります

 

  • 投資対効果を重視する実務的思考
  • 「すぐに使える」実践的内容への期待
  • 地元企業の事例を特に重視する傾向
  • 派手さより内容の充実を評価する姿勢
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これらを理解し、イベント内容に反映させることが重要です。

 

3. 最適な会場・時期・時間帯の選定

 

名古屋でイベントを成功させるには、地域特性を踏まえた会場選びと開催日程の設定が不可欠です。

 

会場選定の落とし穴

 

一見良さそうな会場でも、以下のポイントを見落としがちです

 

  • アクセス性:名古屋は車社会の側面も強いため、公共交通機関だけでなく駐車場の有無や収容台数も重要
  • Wi-Fi環境:特にハイブリッドイベントでは必須要素
  • 空調管理:名古屋の夏は特に蒸し暑く、冷房能力が不足する会場も
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ある技術セミナーでは、立地の良い会場を選んだものの、古い建物で空調能力が不足しており、猛暑日にエアコンが効かず参加者から多数のクレームが発生した事例がありました。事前の下見で空調能力まで確認することが重要です。

 

名古屋の行事カレンダーを把握する

 

名古屋には独自の大型イベントがあり、これらと重なると宿泊施設の確保や参加者の集まりに影響します:

  • 名古屋まつり(10月)
  • 名古屋モーターショー(開催年)
  • メッセナゴヤ(11月)
  • 東海地方の大型展示会シーズン

例えば、メッセナゴヤ開催週に中小規模セミナーを計画したところ、ホテルの予約が取れず、県外からの参加者の宿泊手配に苦労した事例があります。地元のイベントカレンダーをチェックしましょう。

 

最適な開催時間帯

 

名古屋のビジネスパーソンの行動パターンを理解した時間設定も重要です

 

  • 朝型の企業文化が多く、早朝セミナーが好評
  • 平日夕方以降のセミナーは18:30終了が理想的
  • ランチタイムセミナーは12:00〜13:30の枠が効果的
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私たちの経験では、同じコンテンツでも、東京では18:00〜20:00の時間帯が人気なのに対し、名古屋では17:00〜18:30の設定の方が参加率が高いというデータもあります。

 

4. 魅力的なコンテンツ設計とスピーカー選定

 

参加者の心を掴むコンテンツ設計は、イベント成功の核心部分です。名古屋のビジネスパーソンの特性を理解した上で設計しましょう。

 

コンテンツ設計の基本原則

 

  • 実践的価値の提供:理論より実践、概念より事例
  • 地域関連性の確保:東京の事例だけでなく、東海地方の事例も
  • 参加者の課題解決型:トレンド紹介だけでなく「明日から使える」要素
  • インタラクティブ要素:一方通行ではなく対話型の要素を含める
  •  

あるDX推進セミナーでは、最先端技術の紹介だけでなく、名古屋の製造業が実際にDX化で成果を上げた事例を中心に構成したところ、「具体的でわかりやすい」「自社でも応用できそう」という声が多く寄せられました。

 

効果的なスピーカー選定

 

名古屋では必ずしも「著名人」が最適とは限りません

 

  • 地元で実績のある専門家
  • 参加者と近い立場・業種から成功した人物
  • 話術よりも実績や知見の深さ
  • 東京から有名講師を呼ぶより、地元に精通した専門家
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実際、ある業界セミナーでは、全国的には無名でも地元で高い評価を得ている専門家を登壇者に選んだことで、想定を30%上回る申込があった事例があります。

 

アジェンダ構成のポイント

 

効果的なプログラム構成も重要です

 

  • 導入部分は簡潔に、本題に早く入る
  • 情報過多を避け、焦点を絞った内容に
  • 休憩と質疑応答の時間を十分に確保
  • 最後に「明日から使える」実践ポイントをまとめる
  •  

私たちが改善したあるセミナーでは、内容量を20%削減し、代わりに質疑応答とディスカッションの時間を増やしたところ、満足度評価が15%向上した例があります。

 

5. 効果的な告知・集客戦略

 

優れたイベント内容を企画しても、適切な人に届かなければ意味がありません。名古屋での効果的な集客戦略を考えましょう。

 

マルチチャネル戦略の重要性

 

単一の集客手段に頼らず、複数のチャネルを組み合わせることが重要です

 

  • 自社リスト活用:既存顧客・見込み客へのアプローチ
  • パートナー連携:協力企業・団体との共同告知
  • SNS活用:特にLinkedInとTwitterが効果的
  • メディア連携:地元経済紙・業界紙の活用
  •  

私たちの分析では、複数チャネルからの接触があった見込み客は、単一チャネルよりも申込率が2.7倍高いというデータがあります。

 

名古屋での集客タイミング

 

告知開始から開催までの最適なタイミングも重要です

 

  • 3週間前までに第一報
  • 2週間前に詳細告知
  • 1週間前と3日前にリマインド
  • 特に重要な見込み客には電話でのフォロー
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私たちの経験では、東京や大阪に比べて名古屋は「直前申込」の傾向が弱く、計画的に参加を決める人が多い傾向があります。そのため、早めの告知と定期的なリマインドが効果的です。

 

申込みハードルの最適化

 

参加申込のプロセスも見直しましょう

 

  • 必要最低限の情報のみ収集する(長すぎるフォームはNG)
  • モバイル対応の申込フォーム
  • 申込後の自動返信メールでスケジュール登録を促進
  • 参加のメリットを明確に示す
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あるセミナーでは、申込フォームの質問数を12項目から5項目に削減したところ、フォーム完了率が65%から89%に向上した事例があります。

 

6. 当日の運営体制とリスク管理

 

準備が完璧でも、当日の運営がスムーズでなければイベントの価値は半減します。特に注意すべきポイントを見ていきましょう。

 

運営体制の構築

 

必要な役割と責任分担を明確にします

 

  • 全体統括責任者(意思決定権限を持つ)
  • 受付・案内担当
  • 会場設営・音響・照明担当
  • 登壇者・VIP対応担当
  • トラブル対応担当
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重要なのは、「誰が何の最終判断を行うか」を事前に決めておくことです。あるイベントでは、突然の機材トラブル発生時に判断権限が曖昧だったため、対応が30分以上遅れ、プログラムに大きな支障が出た事例があります。

 

想定されるリスクとその対策

 

事前にリスクを洗い出し、対応策を準備しておきましょう

 

リスク 対策
機材トラブル バックアップ機材の準備、代替プラン
登壇者の遅延・欠席 代役の準備、プログラム調整案
参加者数の想定外の増減 会場レイアウトの柔軟な調整方法
天候不良 オンライン配信への切替、日程変更案

 

 

特に名古屋は夏の突然の豪雨や冬の積雪に注意が必要です。私たちが担当したイベントでも、突然の大雨で来場者が大幅に遅れるトラブルがありましたが、開始時間の柔軟な調整とオンライン配信の併用で対応した経験があります。

 

リハーサルの徹底

 

「本番でいきなり」はトラブルの元です

 

  • 前日または当日朝の会場設営確認
  • 音響・映像機器の完全チェック
  • 登壇者とのリハーサル(タイミング、マイク確認等)
  • 受付から会場案内までの動線確認
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特に初めて使用する会場では、想定外の問題(Wi-Fiの接続不良、音響の反響など)が発見されることが多いため、本番直前のチェックは必須です。

 

7. フォローアップと効果測定の徹底

 

イベント当日で終わりではなく、その後のフォローアップと効果測定が成功のカギを握ります。

 

効果的なフォローアップ計画

 

  • 即日対応:イベント当日中にお礼メールと資料共有
  • 段階的フォロー:参加者の反応に応じた適切なフォロー設計
  • アンケート活用:収集した情報に基づく個別フォロー
  • タイミング:名古屋では3営業日以内のフォローが効果的
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あるBtoBセミナーでは、従来の「全員に同じフォロー」から「関心度合いに応じた3段階フォロー」に変更したところ、商談設定率が40%向上した事例があります。

 

定量的な効果測定

 

ROI(投資対効果)を正確に測定するための指標設定が重要です

 

  • 投資コスト(会場費、人件費、制作費など)の総額
  • 参加者1人あたりのコスト
  • 獲得リード数と質(ホット・ウォーム・コールド)
  • リードから商談、成約に至った数と率
  • 最終的なROI(売上/投資額)
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私たちがある企業と3年間かけて積み重ねた効果測定の結果、イベント投資に対して平均4.2倍のROIを実現できることがわかりました。この数字をベンチマークとして、継続的な改善を進めることが可能になります。

 

PDCAサイクルの確立

 

一度きりではなく、継続的な改善が重要です

 

  • イベント後に振り返りミーティングを実施
  • 良かった点・改善点を文書化
  • 次回イベントへの具体的なアクションアイテム策定
  • データの蓄積と分析による継続的な改善
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私たちがサポートしている定期イベントでは、このPDCAサイクルを回すことで、3回目以降のイベントでは初回に比べて参加満足度が25%、商談設定率が35%向上した実績があります。

 

まとめ:成功するイベントは準備で9割決まる

 

イベント成功の秘訣は、本番前の緻密な準備にあります。特に名古屋でのイベント開催においては、地域特性を踏まえた計画と実行が重要です。

今回ご紹介した7つのチェックポイントを再確認しましょう

 

  1. 目的と成果指標の明確化
  2. ターゲット設定と参加者心理の理解
  3. 最適な会場・時期・時間帯の選定
  4. 魅力的なコンテンツ設計とスピーカー選定
  5. 効果的な告知・集客戦略
  6. 当日の運営体制とリスク管理
  7. フォローアップと効果測定の徹底
  8.  

これらのポイントを押さえることで、イベントの失敗リスクを大幅に低減し、目標達成の確率を高めることができます。

私たち株式会社COMETは、名古屋を拠点に多数のイベントを成功に導いてきました。「こんなイベントを考えているけれど、どうすれば失敗しないだろう?」というご相談があれば、お気軽にご連絡ください。皆様のイベントが大成功となるよう、全力でサポートいたします。

 

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