社内イベントでのBGM利用、著作権の落とし穴に気をつけよう!担当者のための基礎知識
2025/02/26
こんにちは!愛知県を中心にイベント業を営んでおります、株式会社COMETの井藤です。
突然ですが、社内イベントの企画担当の皆さん、音楽の著作権って気になりますよね。
今回は、イベントでBGMを使用する際の注意点をわかりやすくご説明します。
【1. はじめに】
「社内イベントだから著作権は気にしなくていいかな?」
「BGMを流すだけなのに、手続きが必要なの?」
こんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。実は、社内イベントでも音楽を使用する際には、著作権に関する正しい知識と適切な手続きが必要です。
【2. 社内イベントでも著作権の許諾が必要なケース】
■ 基本的な考え方
著作権法では、音楽を「公に」利用する場合、権利者の許諾が必要とされています。では、「社内イベント」は「公の」利用に当たるのでしょうか?
以下のような場合は、許諾が必要となります:
・社員だけでなく、取引先や一般のお客様も参加するイベント
・大規模な社内パーティー
・社内運動会や文化祭
・社内の式典やセレモニー
一方で、以下のような場合は、許諾が不要な場合があります:
・少人数の部署内ミーティング
・社内研修での BGM(教育目的の場合)
・社員食堂でのBGM(特定の管理団体と包括契約している場合)
【3. 具体的な利用シーンと必要な手続き】
■ イベントの種類別対応方法
①社内運動会やスポーツ大会
・JASRACへの申請が必要
・使用する楽曲のリストを事前に用意
・1曲あたりの使用料は規定に基づいて計算
②社内パーティーや忘年会
・会場がホテルや飲食店の場合は、通常会場側が著作権処理済み
・社内施設で開催する場合は、別途申請が必要
③入社式や周年記念式典
・式典用の音楽(行進曲など)を使用する場合は許諾が必要
・社歌を使用する場合は、自社で権利を保有していれば不要
【4. 安全に使える音源の選び方】
■ おすすめの対応方法
①著作権フリー音源の活用
・フリー音源サイトの利用
・使用条件の確認を忘れずに
・商用利用可能かどうかの確認が重要
②音楽配信サービスの法人プラン
・企業向けBGMサービスの契約
・著作権処理済みで安心
・月額制で複数イベントに使用可能
【5. よくある疑問と回答】
Q1:YouTubeの音楽を使っても大丈夫?
A1:個人利用目的の配信サービスを業務利用することは避けましょう。
Q2:CDを購入すれば自由に使える?
A2:CDの購入は再生権の取得を意味しません。別途許諾が必要です。
Q3:権利者に許諾を得る方法は?
A3:通常はJASRACなどの管理団体に申請します。個別の権利者に連絡する必要はありません。
【6. まとめ】
社内イベントでのBGM利用、意外と気を付けることが多いですよね。でも、これだけは覚えておきましょう:
・イベントの規模や性質を確認
・必要な場合は事前に許諾を取得
・著作権フリー音源の活用も検討
・不明な点があれば専門家に相談
これから社内イベントを企画される方は、ぜひこの記事を参考に、適切な音楽利用を心がけてください。素敵なイベントになりますように!
※本記事の内容は2025年2月現在の情報に基づいています。法改正等により内容が変更される可能性がありますので、最新の情報は各管理団体にご確認ください。
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